B

 

music: Wacky, Ho_ly

words: Ho_ly

 

わかっているのかいないのか バカみたいに

ふとした仕草に 一喜一憂してしまうじゃない

 

手と手が触れたくらいで 心拍数上げちゃって

もうちょっと大人になれば I'm so sure.

 

ふかふかな部分ばかり 想像してはなびいて

The game of love is your life

僕は ゲームどころじゃない

 

一線を越える勇気もない 翻弄されてる

確信を持てないまま 言葉を重ねる

煩雑になる感情に 高揚しては

濁った夜を越える

 

わかっているんだろ? 痛いくらいに張ってる

少しのバランスで 溢れて止まらない この衝動

 

一線を画す駆け引きも 無効化してしまう

苦しさが渦を巻いてる 恍惚の中で

すべてを得てしまえば 満足だろう

その後は知ってる

 

I dont' wanna be...


〈解説:Ho_ly〉

 

スプロケ初の Wacky 原案の曲です。

僕以外の2人はいつも曲を持ってくるときは、ドラムとメインリフのみという構成で持ってきます。

この曲もメインリフを Wacky が持ってきて(正確にはネットでファイルを送ってきて)

そこからBメロや間奏の展開とメロディラインを僕が作るというやり方で作りました。

 

Wackyらしいというか、僕やHARA氏では思いつかないリフやリズムなので、

バンドってこういうのが面白いですよね。

 

最終的に音源としてミックスする時のアレンジは僕がやるのですが、

基幹というか、ライブで演奏できるくらいまでは3人でアレンジをするんです。

この曲はシンセっぽいディレイの深くかかったギターから始まるんですが、

そういった案はHARA氏から出てくることが多いです。

 

3人とも作曲者的なスタンスで曲に向かうので、

思いもしなかったアレンジや展開ができることがあって、非常に面白いですね。

1人ではなかなかできないです。

 

歌詞ですが、これも官能の世界が展開してますね。

直接的な表現はしにくいですが、男女の関係っていわゆる最終目的が達成されるまでの

「過程」がすごく楽しかったりしませんか?

 

古い表現になりますが、「C」にいく前の「B」が絶頂だったりするわけです。

 

そういった駆け引き的なことをやっているときの男性の気持ちを書いてみました。

 

 

〈解説:HARA〉

 

マイブームはころころと変わりますが、現在このアルバムの中で最も好きな曲です。

ライブのセットリストは殆ど私の独断で決めさせてもらってますが、この曲はだいたい入れています。

 

WackyのルーツのひとつにRED HOT CHILI PEPPERSがあるのですが、最初に彼が持ってきた

デモを聴いたとき、その匂いを感じました。

 

この曲の面白い点は、レッチリを彷彿させるこのカラッとした横ノリのベースラインに、Ho_ly色の

強いしっとりとしたサビやギターが絡んでいるところです。

 

おそらくWackyも当初の自分のイメージとは違った曲に仕上がったのではないでしょうか。