cosmo

 

music & words: Ho_ly

 

いつもの信号待ちで

いつものように深いため息

きつめのタイをほどいて

ふたつめの自分がもたげる

 

ほぼ最悪のシチュエーションだ

でも最高のサチュレーションだ

チリチリと 音を上げて

耳元をかすめていく

 

まだまだ 事態が下降をたどるかも だが

全ての事象が繋がってるのは縁

 

ただただ あなたが 誰がために涙流すのか

甚だ わからず仕舞いだが

 

この闇はどこまで?

 

わずかな光が こぼれだしたようだが

それさえも塞いで 閉ざしてしまうのは性

 

ただただ あなたが 誰がために涙流すのか

甚だ わからず仕舞いだが

 

この闇は 二つ目の宇宙のようだ

僕を眩ませて

 

重力のかなたへ


〈解説:Ho_ly〉

 

この曲は確かコンテストに出さないといけないからということで

急遽作った曲だったと思います。

 

イントロはもろマイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」です。

ギターは6弦だけ1音下げた、ドロップDになってます。

 

この曲もどちらかと言うと「service」の系統に分類されると思います。

いわゆるギターの曲ですね。

 

ドラムを録音する時間がなくてとりあえず打ち込みでコンテストに出したのですが、

聴いてるうちに「このノリはこれでオッケーかも」ということになり

結局本チャンになってしまいました。

 

HARA氏の出番がまったくないので、ギターで参加してもらってます。

後半のカッティング的なソロとか、その後のディレイのやつとか、印象的なギターですね。

僕が思いつかないアプローチなので面白いと思います。

 

実は大学時代に彼とバンドを組んでいた時は、一番最初は僕がドラムで

HARA氏がギターだったんですよね。

 

確かこの曲ができて一番最初のライブはオケを流してもらって

HARA氏はギターを弾いて、Wackyと僕の3人がフロントに立ってやった記憶があります。

 

歌詞については非常に難解です(汗)

 

人間の2面性について書いたと思います。

 

仕事で外回りをしている最中のサラリーマンが、ふと信号待ちの時間に自分の狂気に目覚めてしまうというシチュエーションを思い浮かべて作りました。

 

「マルチバース」という考え方を新聞で見たことがあって、まるで自分のもう一つの精神がその二つ目の宇宙のようにすぐそこにあるというようなたとえを入れてます。

 

元々この曲が「cosmo」と仮のタイトルがついていて、

そこから引っ張ってきた部分もあります。

我々のバンドは仮のタイトルがそのまま本チャンになるパターンが多いですね。

 

 

〈解説:HARA〉

 

結構好きな曲でライブではよくやっています。

オケを流して私もフロントでギターで弾いたのは最初の1回だけで、その後は生ドラムでやっています。

 

音源の後半のギターソロについいては、担当することが決まったときからイメージがありました。

アドリブではなく完全な決めソロです。

自分の好み&Ho_lyが弾かなそうなフレーズというので勝負しました。

といってもHo_lyが弾きそうなフレーズはもともと弾けないんですが(笑)

ギターはWackyからずっと借りているFenderのテレキャスターを使用してラインで録音しました。

テレキャスターの持ち味が出ていて個人的にはなかなか気に入っています。