mine

 

music & words: Ho_ly

 

古い油絵のような 鈍いエメラルド色の空は遠く

エアコンの匂い 夕立の音

 

この空気は紛れもなく ただ一瞬のluck

誰のものでもなく 二つと無く

 

生まれては消えていくmind うたかたの

思いはそれでもmine なぜ「思う」の?

 

生まれるときも 死ぬときも 人は独り 裸のまま  

 

ハダカノママ

 

この無音の奥深く まぎれていく

久遠の思いを探していく あてもなく

 

生まれては消えていくmind うたかたの

思いはそれでもmine なぜ生きるの?   

 

ただ歩いてる 過ぎてく 時間の中を

とるに足らない 流れの中で

感触だけがある それだけなんだけど 

 

〈解説:Ho_ly〉

 

この曲はわりと初期に作ったもので、

珍しくバラード的というか、邦楽的なアプローチをしてます。

 

この曲、実はAメロとサビが同じ展開なんですよね。

キーが違うので全然印象は違うのですが、同じコード進行をただ転調させただけという

省エネな曲です(笑)

 

でも他のコード進行はもう考えられないというか、

このサビしかないんですよね。僕の中で。

 

間奏はベースソロが2つ入ってます(・∀・)

 

どうも僕はありきたりなことをしたくなくて、何かいつも変わったことを

したくなっちゃうんですよね。

 

こういう曲調で間奏に泣きのギターが入っちゃうと、すごく普通ですよね。

 

実は最初Wackyにベースソロを入れてもらって、

しばらくして本人が「ソロが気に入らないので録り直したい」というので

もう一回録音したんですが、あれ?これ2本入ってたら面白くない?

と思ってどちらも採用したんです。

 

歌詞ですが、これも非常に説明が難しくて完璧に言葉に出来ないんですが、

会社の帰り道に(6月か7月くらいだったかな?)雨が上がるか上がらないかくらいの

ほんの一瞬のことがきっかけで書いてます。

 

黒い雲の向こうには夕暮れの独特なマジックアワーの色があって、

すごく印象的な景色だったんですね。不安定な気候の時だけの特有の景色。

 

この瞬間のこの気持ちって、後で思い出そうとしても自分でさえ完全に思い出すのは

たぶん不可能なんだろうなと。

ましてやそれを他人と共有することなんて完全に無理であろうと。

 

自分の気持ちは自分だけのものだし、その一瞬を過ぎてしまうともう自分のものでさえなくなってしまう。まるでうたかたのようだなと思ったわけです。

 

それを閉じ込めることができたらいいなと思いながら書いた歌詞です。

 

なのでMVの中でも会社帰りの車で撮影したものが入ってます。

 

余談ですが、3人がくるくるまわってるサビの映像、

スタジオの天井から糸をたらしてその先に iPhone を括りつけて、

ぐりぐりねじってからパッと手を離して撮影してます(^-^)

面白い画になったのではと。

 

 

〈解説:HARA〉

 

スプロケの中では割とおとなしめの曲で、ライブで落としたいときに使う曲のひとつです。

出だしのスカスカした感じと、サビのコーラスが厚い感じが気にいっています。

このアルバムでは、唯一この曲だけWackyと私がコーラスで参加していますね。

 

余談ですが、MVで出てくる橋の映像、カモさんという友人が所有するスタジオの近くで撮影させて

もらいました。

カモさんはユニコーンのコピーをする時にいつもキーボードで参加してくれます。

とてもナイスなミュージシャンなのでぜひライブ映像をご覧下さい。